「初音ミク誕生祭2018」で特に気に入った曲を3つ厳選

毎年8月31日はVOCALOID 初音ミクの発売日として、ニコニコ動画をはじめ作品投稿が盛り上げる日です。

今年はニコ動の「初音ミク」タグだと284本、「ミクオリジナル曲」だと149本の投稿がありました。(※記事公開時。動画数やタグの付き具合で増減します。)

その膨大な投稿の中から、個人的に気に入ったものを3つに絞って紹介してみます。

誕生祭と言いつつ、ただその日に投稿されたというだけであって、「ミクちゃんおめでとー！」的な、はぴはぴはっぴーなノリの曲ではないです。

（投稿者名）ジョンゴリラ

www.nicovideo.jpスPといったほうが個人的にはしっくりくるんですが。

歌詞だけ見ると自己愛の塊のようなホラーソングですが、音と映像の華やかさによって、ポップで情緒的なラブソングに昇華された感じが好きです。たぶん一種のごまかしです。でも、こういった聴く人の心の有り様で、どのような感じ取り方でも許容してしまうのがVOCALOID楽曲の魅力のひとつだと思います。

ボカロが衰退した論が定期的にでるのって結局のところやっぱり
スＰのボカロ曲の投稿頻度が落ちたからだよなぁ
頑張ろう
— ジョンゴリラ(スP)M3秋・第2ク-13a (@spcomic) August 29, 2018

とか言っちゃってるので、今後も期待ですね！

（投稿者名）熊谷幻斎

www.nicovideo.jpもわもわP。まるで「みんなのうた」のような素朴さを持ちつつも、しっかりとネタを入れ込んでます。MikuMikuDanceのMMD杯ZERO参加作品のひとつですので、動画も楽しい。幼い頃のミクさんかわいい。昨年の鏡音リンレン誕生祭の動画【鏡音リン・レン】ツイン・ターボ【オリジナル曲】 - ニコニコ動画もおもしろかった。

（投稿者名）XKa9Mv6NbmDPAF0G

www.nicovideo.jp 夏の終わり、憂鬱と期待感、落ち着いているようで不穏で不安で、綺麗であると同時に醜くくて、とにかく複雑な感情が湧き立つ曲。

投稿アカウントを使い分けていますが隠す気はないようなので、去年の8月31日投稿のアイドル初音ミク - ニコニコ動画でボカロ界の一部に衝撃を与えた人の作品。合わせて味わいたい。

初音ミク11周年。まだまだ通過点で、これからもどんどんおもしろい曲がたくさん生まれてくることを実感しました。

【参考リンク】一日ごとに厳選してボカロ曲を紹介していくスタイルの先達